認知機能を低下させないための生活習慣を取り入れよう!

75歳を迎えると、自動車免許の更新に「認知機能チェック」が実施されるようになる。厄介なことだが、それほどに認知機能の低下が現実味を帯びてくる年代になったということでもある。

では、いかにしてこの難局に対応し、健やかに余生をおくるのがいいか?
そんな研究調査結果の論文が発表されている。

結論から言うと、「身体活動(運動)と睡眠」は認知機能低下の重要なリスク因子だという。

研究成果を要約すると、認知症の診断を受けていない50代~95歳人(約9,000人)を対象に行われた結果では、身体活動に加えて睡眠時間(6時間~8時間)を維持できているグループに認知機能の良好なスコアを示している。身体活動量に加えて、睡眠の過不足(6時間未満。8時間超)も認知機能低下に影響するとしている。

50~60代で身体活動が多く睡眠時間が6時間未満と少な目のグループには、認知機能低下の速度が速くなった。また睡眠時間が8時間越のグループでも、同様に低下速度が速まっている。

要するに、身体が活動的であること、睡眠時間を6時間から8時間とることが重要だと示している。高頻度、高強度の運動・身体活動を行っても睡眠時間が6時間未満であったり、8時間超では認知機能を改善するのは不十分だということである。

認知機能の維持には、身体活動に加えて睡眠習慣が重要のようである。

Joint associations of physical activity and sleep duration with cognitive ageing: longitudinal analysis of an English cohort study - PubMed (nih.gov)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です