痛みを知る
これまでの医学教育のなかで、「痛み」を学問として教えられてきたことはありませんでした。痛みは、あくまでも何らかの疾患に付随する症状として理解されていたのです。ところがごく近年になって、「痛みそのものが病気」であるという病態があることが分かってきました。「慢性痛症」という概念です。これは単に痛みが長引いているのではないのです。それ以来、痛みの研究も急速に進み、今では痛みを学問として捉える時代になりました。それでも臨床の現場では、まだまだ浸透していないようです。今でも、痛みの学問的理解は徹底していないのかもしれません。
私は痛みを理解しようと、痛みの学びに取り組んできました。特に、世界で最初に愛知医科大学に「痛み学講座」を開講された故・熊沢孝朗教授の研究論文や著書、さらに整形外科医・加茂淳先生(石川県小松市で開業)のサイトや著書には、多くの示唆と学びを頂いてまいりました。そうした学びを自分の学習ノートとして「痛み学・NOTE」にまとめ、ブログに書き残しております。
また、その内容を科学新聞社の発行する「カイロジャーナル」紙や、Webサイト「CHIRO-JOURNAL.COM」に掲載させていただいてもおります。痛みに関心がある方、痛みを知りたいと思われる方々の参考になればと思い、「痛み学・NOTE」の掲載情報のURLを紹介しておきます。
「CHIRO-JOURNAL.COM」 (科学新聞社のWEBページです。ここにも「痛み学・NOTE」を連載させていただいております。)
「脳-身体-心」の治療室
(院長のブログです。カテゴリー欄から「痛み学・NOTE」、「痛み考」を選択参照ください)
日本カイロプラクティック徒手医学会・第12回学術大会、特別企画1:熊澤 孝朗先生インタビュー
(平成22年春)
話し手:熊澤 孝朗(名古屋大学名誉教授)
聞き手:守屋 徹(守屋カイロプラクティック・オフィス)
アニメ動画で学ぶ「痛み」のこと
「痛みを理解しよう-10分でわかる痛みの対処法」(Brainman chooses)
「痛みへの理解:ブレインマンの選んだ快復への道すじ」
5分でわかる「痛み」と「痛みへの正しい対処法」!!
Pain Management Network(日本語版)http://www.pain-medres.info/chronic-pain/
このサイトは「オーストラリア ニュー サウスウェールズ州保健省」が制作しています。
日本とは制度や習慣の違いがあるものの、痛みを知ること、痛みを管理すること、どう治療と向き合うべきか、たくさんのしさが含まれています。
特に、慢性痛に悩まされている方には、痛みの理解と考え方を変えるという大事な要素が盛りだくさんに紹介されています。
おすすめのサイトです。