坐骨神経痛、安静にして寝ていたかといって、よくなるなわけではない
坐骨神経痛患者183名を対象に安静臥床の有効性を調査したランダム化比較試験によると、 坐骨神経痛に対する安静臥床の有効性は認められず、 椎間板ヘルニアがあっても、安静にしていなくても、 3ヶ月後には87%の患者が改善した。 Lack of effectiveness of bed rest for sciatica. 腰痛に安静臥床は有害であることは周知の事実だったものの 椎間板ヘルニアに伴う坐骨神経痛には安静臥床が必要だと考えられてきました。 ところがこのRCT(ランダム化比較試験)によって、 その考え方は完全に否定されたことになります。 同時に坐骨神経痛の自然経過は良好であることも証明されたわけです。