「腰の骨にトゲが出来て、神経が圧迫された」と診断された症状
お盆すぎから、右殿部から下腿にかけての痺れと痛みに襲われ、頻繁に強い症状が出るようになったMさん(男性、49歳)は、
整形外科で「骨棘が神経を圧迫している」と診断される。
もう2ヶ月になるというのに、跛行する上に腰を伸ばしては歩けない。
デスクワークなので何とか仕事は続けているが、最近は頻繁にそんな状態になる、と言う。
「自分では何で痛くなったのかと思う?」と聞いたら、「お盆前に登山をしたが、その時は大丈夫だった。よく山には行くので、思い当たることは登山しかない」そうだ。
腓腹筋に顕著な再現性の圧痛、外側広筋や腸腰筋付着部にもTrPがある。
TrP(トリガーポンと)というのは、分かりやすくいうと筋線維がダマになったように塊(硬結)ができて(図では×印の部位など)、
その塊(硬結)から他の場所に痛みを飛ばす、ワープする痛みが起こるポイントのこと。