「砂糖の摂り過ぎに注意!」:砂糖は死亡リスクが高く、健康を害する恐れがある
WHO(世界保健機構)が砂糖の新指針を発表しました。
成人では一日に25グラム(ティースプーン6杯分)に抑えることを推奨しています。
炭酸飲料1缶でやく40グラム含まれていますから、もうそれだけでアウトですね。
ケチャップなどの加工食品にも砂糖が多く使われていますので、それも注意が必要だと警告しています。
それだけではありません。アメリカのオハイオ大学からの報告では、学力低下の可能性を指摘しています。
これは学力低下の直接の原因というよりも、鉄分の不足によって脳の特定領域の発達が遅れることにあるようです。
そのために学力の差が生まれるのではないか、ということのようです。
また米国タフツ大学からは、こんな報告も出されています。
「砂糖入り飲料の摂取は、毎年およそ184,000人の死亡につながっているかもしれない。……世界の多くの国では、砂糖入り飲料という1つの食事因子に起因する死亡が増加している。よって、食事からの砂糖入り飲料を減少させること、もしくは制限をすることを世界的に最優先されなければならない」
では、実際にどんな影響があるのでしょうか。
砂糖の影響に関するグローバルリポートでは、糖尿病、心臓病、癌などによる死亡と障害を推定しているようです。
ところで、砂糖入り飲料とはどんなものなのでしょう。
それは、砂糖入りソーダ、果物飲料(100%果物飲料は除外)、スポーツ・エネルギードリンク、加糖アイスティ、フレスカ(frescas)のような自家製の砂糖入り飲料とされています。
それでも砂糖入り飲料の影響は、国別で大きく異なっているようです。
死亡推定率は、65歳以上の日本人では1%未満であるのに対し、45歳以上のメキシコの若年成人の30%未満だそうですから、極端に違いますね。
メキシコは砂糖入り飲料に起因した死亡率が最も高く、成人100万人当たり405人であったと推定されているようです。
次に多いのがアメリカで、成人100万人のあたり125人と推定されているとか。
日本は低いからといって安心はできません。
世の中には多くの誘惑が満ちていますよ。
砂糖の健康被害については多くの情報があります。
以下はその一部です。
「砂糖入り飲料が世界的な死亡リスクを高めている」
「砂糖入り飲料によって世界で18万人が死んでいる:研究結果」