夜更かしなどの生活習慣と健康リスクの関係
「夜更かしと早起きはどちらが糖尿病リスクになるか」
[HealthDay]2015.4.8の記事から。
韓国の高麗大学校安山病院からの調査報告によれば、睡眠時間が同じでも夜更かしする人は早起きの人よりも糖尿病になるリスクが高くなるそうです。
睡眠習慣から健康診断の結果と照合した結果です。
糖尿病リスクだけでなく、体脂肪率、血中脂質も高くなり、筋肉量も少なくなる傾向が見られたそうです。
で、サルコペニア(加齢による筋肉量の減少、筋力低下、機能低下などが起こる病気)の発症率も高くなるようです。
夜更かしと早起きの男女別の解析によると、夜更かしの男性は糖尿病あるいはサルコペニアを発症している率が高くなり、夜更かしの女性では腹部脂肪が多く、メタボリックシンドロームの罹患率も高かったという報告です。
でも、その因果関係はわかっていません。
報告者は「夜更かしする人の睡眠の質が低下、喫煙や夜遅くの食事、座りがちなライフスタイルなど、不健康的な行動をとる傾向があることに原因があるかもしれない」と述べています。
下図のように、運動・活動性の低下と過活動は、痛みや機能の低下を起こすリスクが高いという報告もあります。
夜更かしだけでなく、運動や活動性でも日々のほどよい軽度の活動が大切なのですね。おそらく健康リスクにはいろいろと交錯したものがあるのでしょう。
私なども夜更かしが過ぎるので気をつけなければ…と思いました。